ハヌマーンラングールとハヌマーン

 左の絵は2004年の年賀状用に描いた「ハヌマーンラング−ル」という猿の絵で、右はインド神話「ラーマーヤナ」にでてくる猿王「ハヌマーン」です。
 ハヌマーンラングールは、インドに生息するオナガザルで白い毛と黒い顔、手足が特徴です。「ラングール」というのはサンスクリット語で「痩せた猿」という意味だそうです。ハヌマーンはこの猿がモデルといわれていて、それゆえにインドでは大切にされています。もっともインドでは動物はたいてい大切にされていますね。
 ハヌマーンは、風の神ヴァーユと天女アンジャニーの子供で、身体の大きさを自由に変えたり空を飛ぶ事ができました。『ラーマーヤナ』では、ラーマ王子を助けて大活躍します。この絵はそのワンシーンで、カイラーサ山に薬草を捜しにいったハヌマーンが、時間がないからと山頂を丸ごと削り取って戦場に運び、瀕死のラクシュマナ(ラーマ王子の弟)を救ったという場面です。インドはもとより東南アジアでとても人気のある神様で、『孫悟空』のモデルという説もあります。ハヌマーンラングールと違うのは顔の色で、ルビー色に赤く輝いています。手足の色についてはわからなかったのですが、顔と同じ色と考えました。もしご存じの方がいらしたら、教えて下さいね。

 

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