クリシュナとカーリヤ竜
カマラ・カラ・ピータレターvol.15用に描いたものに着色して仕上げました。

クリシュナという神様の少年時代のお話の挿し絵です。クリシュナはインドで人気のある神様なので、いろいろなエピソードが絵や彫刻になっています。髪に孔雀の羽根、手には横笛を持っているのが、特徴です。

ヤムナー川に、カーリヤという毒竜が住みついてしまいました。そのため川の水は煮えたぎり、岸辺の木は枯れ、動物たちは死んでしまいました。

牛飼いたちが困っているのを見たクリシュナは、カーリヤを退治するため川に飛び込みました。カーリヤは怒り狂い、長い胴体をクリシュナに巻き付けて絞め殺そうとします。ところがクリシュナの身体はどんどん大きくなっていきました。胴がちぎれそうになったカーリヤは、クリシュナを放しカマ首をもたげて攻撃を仕掛けます。

するとクリシュナはカマ首に飛びのって踊り始めました。身体に全世界を内蔵するクリシュナの重いこと!カーリヤは血を吐いて死にそうになってしまいました。そのときカーリヤの妻たちがあらわれて許しを乞うたので、クリシュナは、ここを立ち去り海底に住むように命じました。

こうしてヤムナー川の水は清流にもどり、めでたし、めでたし。この後、牛飼いたちはクリシュナを崇拝するようになりました。

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