牛飼いの娘はクリシュナさまの
笛に魅せられ森へと向かいます
牛飼いの娘はクリシュナさまの
蓮のような顔を熱心に念じています
白檀の香油を塗り付けたクリシュナさまの
青黒い身体には黄色い衣
ずっしりとした乳房の牛飼いの女は
愛情深くクリシュナさまを抱きしめます
笛の音に合わせてダンスを踊る娘を
クリシュナさまはほめ讃えます
クリシュナさまを讃え
笛の音に合わせて踊る娘

 「チャンダナ・チャルチタ」は、インド・オリッサ州の古典舞踊「オディッシィ」で踊られる演目の名前です。これは12世紀にジャヤデーヴァという詩人が書いた「ギータ・ゴーヴィンダ」という叙情詩の中の一節で、クリシュナという美男の神様と牛飼いの女達が戯れる様子を歌ったものです。オディッシィでは一人の踊り手が、神であるクリシュナと牛飼いの娘の両方をを演じます。
  男女の愛の戯れを歌っているのですが、根底にあるのはクリシュナ神への深い信仰です。インドの信仰深い人々は、最愛の人を愛するのと同じ気持ちで神様を愛しているように思います。